はじめに:なぜ「いつもの接続」がカフェで使えないのか?
「家では動くのに、カフェに来るとGitHubに繋がらない……」
そんな経験はありませんか?
実は、スターバックスなどの公共Wi-Fiでは、セキュリティ上の理由からSSH接続でよく使われる「22番ポート」が制限されていることがあります。
今回は、GitHubから安全にコードを取得するための基本設定に加え、場所を選ばずどこでも爆速で開発をスタートできる「ポート回避設定」をまとめました。
作業の全体像:今回のポイント
- SSHキー(鍵)の作成: 安全な「デジタル身分証」を作る
- GitHubへの登録: 鍵の片方をGitHubに預ける
- SSH設定ファイルの作成(重要): 公共Wi-Fiの制限を突破する
- 環境構築: リポジトリを取得して開発準備完了
1. SSHキー(鍵)の作成
まずは、自分のPCとGitHubを安全に繋ぐための「鍵」を生成します。
ssh-keygen -t ed25519
| フラグ | 意味 |
| ssh-keygen | SSHキーを作成するコマンド |
| -t ed25519 | 最新かつ最も安全と言われる暗号化方式(Ed25519)を指定 |
この操作で、秘密鍵(自分だけが持つ)と公開鍵(GitHubに登録する)の2つのペアが作成されます。
2. 公開鍵の確認とGitHubへの登録
作成した鍵のうち、GitHub側に「これがあれば私だと認識してね」と渡すのが公開鍵です。
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub
表示された ssh-ed25519... から始まる長い文字列をコピーし、GitHubの管理画面から登録します。
登録場所:
GitHubにログイン > Settings > SSH and GPG keys > New SSH key


- Title・・・好きな名前を記入
- Key type・・・デフォルトのままでOK
- Key・・・
ssh-ed25519...から始まる長い文字列
3. SSH設定ファイルの作成【ノマド必須設定】
ここが今回、最も重要なポイントです。
通常の設定だと、カフェのWi-Fiなどでは「Operation timed out(時間切れ)」というエラーで接続を拒否されることがあります。
これを回避するために、Web通信と同じ「443番ポート」を使ってSSH接続を行う設定を追記します。
手順
~/.ssh/config という名前でファイルを作成(または編集)し、以下の内容を貼り付けます。
# SSH設定ファイルを開く
nano ~/.ssh/config
🔽【貼り付ける内容】
Host github.com
HostName ssh.github.com
Port 443
User gitこれで、「22番ポート」が閉じられている環境でも、443番ポート(通常のWebサイト閲覧と同じ通り道)を使って安全に通信ができるようになります。副業エンジニアやノマド作業をする方には必須の設定です。
置き場所
~/.ssh/config- 1ユーザーにつき1つ
- 全プロジェクト共通で使います
- ホームディレクトリ配下の
.sshフォルダの中です
~/.ssh/config の役割をざっくり言うと
SSH接続の「ルールブック」です。
「このホストに接続するときは、この設定で行ってね」
というのをまとめて書いておく場所。
4. リポジトリのクローンと環境構築
接続の準備が整ったら、プロジェクトを開始します。
# SSH方式でプロジェクトを取得
git clone git@github.com:githubユーザー名/githubリポジトリ名.git
# プロジェクトフォルダへ移動
cd リポジトリ名
# 必要なライブラリを一括インストール
npm install
package.json に記載されたReactやNext.jsなどのライブラリが、これで一気にダウンロードされます。
5. 開発サーバーの起動
最後に以下のコマンドを実行します。
npm run devブラウザで http://localhost:3000 を開き、画面が表示されれば成功です!
まとめ:環境構築は「最初の一歩」を盤石に
今回の作業で整ったのは以下の3点です。
- SSHによるセキュアな通信: パスワード入力不要で安全
- ポート443設定: 場所を選ばずどこでも開発可能
- Next.js開発の土台: すぐにコードを書き始められる状態
「環境構築でつまずかない」ことは、継続的な学習と開発において、技術そのものと同じくらい重要です。この設定を味方につけて、最高の開発ライフをスタートしましょう!

